秋名コース図
http://initiald.sega.jp/index.html参照

秋名峠 AM1:28…。
豆腐屋の86は流石にいないが、それでもいつもよりは多いと言った感じか。
その一角、珍しく初音島から出張してきたのが、元芳、白河、朝倉の3人。
もっぱら、白河に関しては開発中のRX-8をテストする為にわざわざ派遣、
音夢もCPUの現車セットを兼ねて走りに来ている。
「よし、次から全開で。一応基本のセットは出たから。多分張り合っても行ける。」
「それじゃぁ、実践で。」
「と言うと…。音夢と?」
と、後ろに居た音夢の方を向く。
「私はかまいませんけど?」
「んー…まぁ良いけどさ…。」
と、自車R34(V-SPEC2)を動かす。
「そんじゃ、後ろっから追うから適当にやってよ。」
と、何だかやる気無さげに。

白河SE3P RX-8(ブラック)
マツダスピードフルエアロ+ドゥーラックローマウントGTウイング改(ガーニーフラップ+尾翼変更)HAFアイライン
13B-MSP+HAFボルトオンターボ(HKS GT-RS) HAFオリジナルツイン出しマフラー、
TEIN車高調、projectμブレーキキット(6POD/4POD)、SUPER ADVAN RACING TYPE-2(ブルーメッキ)ADVAN NEOVA AD-07/旧NEOVA

音夢GC8 インプレッサ(ホワイト)
STIフルエアロ+ローマウントGTウイング
EJ20改2.2+HKS GT2835タービン、FUJITSUBO レガリススーパーTL
ビルシュタインフルタップ車高調、ENDLESSブレーキセット(6P/4P)SPEED LINE5スポーク(ホワイト)RE-01R/ハンコック

元芳BNR34(ブリリアントブルー。無関係だけどやっておくよ)
TOMMY KAIRAフルエアロ+C-WEST GT-WING NEO
RB26DETTブーストアップ、5ZIGENボーダーマフラー
TEIN車高調、PROJECTμブレーキキット(6/4)VOLK RACING TE37(RMC)FALKEN RT615/BRIDGESTONE RE711

で、乗り慣れないからとことりを先頭にしてスタート。
しかし、いきなり全開で攻めて行く。
音夢もそれに続く。元芳は…ストールw
「カッコ悪ーorz」
右コーナー。
ほぼ全開状態からフルブレーキ、4→3→2へとシフトダウン、クラッチ蹴りを駆使しつつ、ドリフト体制に持ち込む。
鼻先をねじ込む様に音夢も続くが、インに入りきれない。
コーナーから立ちあがる。入りきれない音夢がアウト側へ。
次は左コーナー。美味く調理すればアタマを取れる。
しかし、いとも簡単にチャンスは訪れた。
ことりがアンダーステアを勃発。
アウトにズルズル膨らんで行く。そのイン側を刺す。
そのまま先頭へ。後方からはようやく元芳が。
そして、ことりに無線を繋ぐ。
「アンダー出したろ?」
「う、うん…。」
「まぁ気をつけてくれ、それなりにアンダー出るし。」

「さてぇ、どーしたもんかね…。」
あいにく低回転トルクが不足気味らしく、立ち上がり加速もまだダルい。
CPUのセットをいじろうにもいじれない。
「ま、仕方ねぇか…。」
どうやら、高回転をキープしたまま乗り回すように指示した模様。
正直、エンジンにイイ物ではない。
それでも、何やら秘策が有るとか無いとか。

数本のストレートとカーブを挟みつつ、2連ヘアピン。
ブレーキをギリギリまで我慢し、一気にインに鼻先を押し込もうとする。
しかし、そうは問屋が卸さなかった。
半ばハーフスピンと言わんばかりの角度で進入。
それに突っ込みそうになる形で進入。
ぶつかる!と言わんばかりに2台ともサイドブレーキを引く。
リアタイヤから白煙を上げつつ、車体が横を向く。
素早くカウンターを当てつつ、アクセルを小刻みに踏む。
流石にスピンは無かったが、一連の操作のせいでまた引き離されてしまう。
「作戦かい!」
結局余計にタイヤを磨耗させてる事に怒りを覚えた。

その後も、抜きたいのに抜けないイライラが募る。
そんな勝負も、秋名名物5連ヘアピンで動いた。

アウト側からのアプローチを避け、イン側に寄せる。しかも、かなりのオーバースピードで。
イン側から衝撃が伝わる、しかし、お構い無しにアクセルを踏む。
普段とは比べ物にならないスピードでコーナーを立ちあがる。
それを、残り4つのコーナーでも実行。

白河と元芳は溝にタイヤを引っ掛ける形で利用したのだ。…とは言っても、マンガのパクリではあるが。
それからは、入られそうになる事はしばしば有るが、前を譲る事は無かった(端折り過ぎ!)


「ふぅー、息続かない…。」
「ホント、もう冷や冷や…。」
「誰だスピンモードに持ち込んだ奴…。」
「あははは…。」
根本的に音夢がいけない、音夢が。
別の意味で凄い方法では有ったが、危ないので真似しないように。