登場キャラ。
元芳拓也(ショップ 初音ANGEL FORCE店員)
白河ことり(初音ANGEL FORCEの常連客)
胡ノ宮 環(上に同じ)
舞台はまさ工房の画像掲示板内リレー小説のその後です。
12月某日…。
白河家…
白河(以下白)「もしもし。」
元芳(以下元)「もしもし。オレだけど」
白「あ、元芳君。どうしたの?」
元「ちょっと話が有るからさ、これから店来れる?」
白「うん、平気だけど。」
元「よっしゃ、今から来て。」
白「分かった。直ぐ行くね。」
元「おうよ。」
胡ノ宮家…
胡ノ宮(以下胡)「はい…」
元「おう、オレ。」
胡「あ、元芳さん。どうかなされました?」
元「あのさ、今暇?」
胡「はい、大丈夫ですけど…。」
元「今から店来てくれない?」
胡「はい、分かりました。」
元「じゃ、待ってるから。」
胡「はい。」
数分後、初音ANGEL FORCEにて…。
元「よし、これで揃ったな。」
胡「あれ、白河さんも?」
白「え、胡ノ宮さんも?」
元「ちょいと、見てもらいたいものが有ってね。」
そう言って、ビデオを再生する。
ゴオォォォォォォォォォ!
ギャァァァァァァァ!
白「これ…。日付が最近のだ…」
胡「しかも、これ元芳さんの車ですよね…」
元「ちょいと、首都高走って来た物でね。」
白「このガンメタのGT-R知ってるかも…。確か…。」
元「まさ工房のR。その前がFRAT OUTデモカーのR32。そしてA.D.Gの100チェにFD3Sと。」
胡「…。まるで歯が立ってないようですが…」
元「全くだよ。RB28でも歯が立たないんだもん。こんな相手…。」
白「…で、これが前田商会のR32よね?私の知り合いもココでイジッてもらってたんだって。」
元「その通り。この後赤のR34とホワイトのGC8、R33と黄色の32が出てきてね。」
胡「これ、結果は…。」
元「あいにくだけど、テープが足りなかったものでね。
流石に5時過ぎまで走ってたから残量が持たなかった。」
白「ふ〜ん…」
元「あ、ココだ。」
そう言うと、映像がが砂嵐に変わって、テープを巻き戻す音が始まった。
元「と言うわけだ。本題に移ろう。とりあえず、東京の奴等の実力は分かった。で、今オレがその走りについて行けてるかというと、そうでもないよな」
胡「まさか…。結構速いですよ。
元「いや、アレで一杯一杯なんだよ。アクセル踏みっぱなしだったし、ブースト掛けりゃエンジンも結構辛いし。」
白「で、どうしろと?」
元「いやさ、2人にも走ってもらおうと思ってね。既に音夢がGDBを湾岸仕様にして走ってる。
そこでだ。2人にも湾岸専用車両を作ろうと思ってね。付いてきな。」
と、席を立ち、普段は誰も入れないガレージに入った。
元芳が電気を付けた、すると3台の車が。
元「これが、現在製作中の車だ。」
胡「え、これをベースに?」
元「その通りだ。R33はスポット増し+リベット打ち、ウレタン注入だ。
で、R34はロールバーでがちがちに固めた。と言っても、快適仕様のためにリアシートは残したけどね。」
白「このフレーム修正機にかけられてるFDは…?」
元「あぁ、さくらの為に…と思ったんだが、連絡取れないし、何かとうるさいから俺が乗る。
2人同時に「え!?」
元「流石にER34じゃダメだし、被るのもなんだかなぁ…と思って。あくまでサブカーだけどね。」
白「メインは?」
元「今は見せられないけど、結局R34のERルックにするわ。エンジンは29で、あとは構想中。
胡「あまり変わらないんじゃ…。」
元「アレはRチューンだから別に良いんだよ。こっちはERルックだから。で、他の2台も29ね。」
胡「ボアアップは趣味じゃ無いんですが…。」
元「オレだってボアアップは嫌いだよ。でもこうしないと勝てないし。」
白「勝つためなら何でもするって。」
元「で、前のERはエンジン25に戻して峠仕様にするわ。ヘタリを直してな。」
白「のむけんさんにあこがれたんですか?」
元「そう言うことにしておこう。」
胡「しておこうって…。」
元「じゃ、戻るか。そうなったらチューンプランの検討だ。」
そして、息を吸って…。
元「目標!湾岸最速!」
白「良く言った!(笑)」
END